12月定例会では補正予算として、「出産・子育て応援交付金」「小中学校の電気料金の増額」「公共施設のエネルギー価格高騰の支援金」「農業委員会のタブレット導入費」「盛岡の宿応援割引による継続補助」などが提出されました。
また、今回の一般質問では「米の消費拡大」「農業の担い手確保・育成の支援」「学校部活動の地域移行」「学校での伝統芸能活動」などについて質問しました。どれも難しい課題ではありますが、実施に向けて取り組みを進めていくとのことでした。
さて、12月18日(日)に岩手飯岡駅の新駅舎完成式典がありました。雪が一面を覆うなか、華やかな地元のさんさ踊りが披露されるなど、盛大に開催されました。南部鉄瓶をイメージした外観に、市産材のカラマツで内装し、とても美しい駅でした。
多くの市民のみならず、多くの観光客も利用されると思われます。公共交通の利便性向上の次は、いよいよ来年4月の新野球場のオープンを待つばかりです。
2022年12月21日
11月10日に補正予算と損害賠償事件について臨時議会がありました。
補正予算は「福祉施設等への食材費支援」「子育て世帯に児童一人当たり2万5千円の支給」「省エネ家電への買替に対し3万円相当の市特産品贈呈」「人流分析システム整備事業」「交通系ICカード導入事業」「MORIOペイ決済還元キャンペーン事業」などのメニューが示されました。
損害賠償事件は盛岡市立病院の患者の死亡に伴い、その原因を事故調査委員会で調査した結果、病院側の改善が必要とされたことを踏まえ、遺族側と1,800万円で和解したものです。
全員協議会も本会議も多くの議員が活発に質疑を行いました。このような議会の在り方は非常に望ましい姿であると感じます。
先日、高校生議会がありましたが、それぞれが課題意識とあるべき将来像を自分の言葉ではっきりと発言しており、その真摯な姿に感動しました。
我々議員が学ぶべき点は多かったので、しっかりと今後に活かしていくつもりです。
2022年11月10日
都南つどいの森にある3施設が令和6年度には解体の予定ですが、それに対して老人の楽しみを奪わないでとの声を頂きました。存続を願う気持ちは誰もが同じと思います。しかし、施設が老朽化しており、将来の負担も考えて、建て替えではない手法として、複合化が決まりました。
つまり、都南老人福祉センターの移転合築です。老人の楽しみを決して奪うような内容ではないと考えますが、まずは現段階での計画や予定をご紹介いたします。
ちなみに、3施設のうちの2施設の食堂と宿泊所は利用が低迷しており、将来性も厳しいことから廃止となります。なお、都南つどいの森のキャンプ場施設や森林公園施設はそのままとなります。
では、本題にはいりますが、移転場所は飯岡小学校のそばの飯岡農業構造改善センターの北側駐車場に増築となります。建物規模は現集会室127.5㎡に対し機能訓練室136.23㎡と大集会場は広く、市内最大級です。小集会室もいくつかあり、既存建物の集会室も専用で使えます。また、趣味として陶芸を楽しめるよう最新設備の陶芸作業室が設けられる予定です。各部屋には冷暖房設備が設置されます。機能としては決して衰退するものではないと言えます。
今回の工事に合わせ、飯岡農業構造改善センター2Fの会議室にもエアコンが設置され、照明をLEDに変更し、壁紙も綺麗になります。
スケジュールですが、令和4年9月22日まで実施設計の素案に対する意見や要望の受け付け。これを踏まえて令和5年1月頃には実施設計が確定。令和5年4月から工事準備。令和5年8月に工事開始。令和5年12月頃には工事完了。令和6年3月に移転。令和6年4月から供用開始の予定となっています。なお、担当は市役所の長寿社会課となります。
移転に伴って失うものもあります。しかし、メリットもあると思います。利用される高齢者の皆さんのことを思って皆で協力して良いものをつくろうとしています。ご期待くださいませ。
2022年09月06日
8月27日(土)午前9時から渋民小学校にて総合防災訓練がありました。最近多発している大雨による土砂災害を想定した訓練で、地域の自主防災隊や消防団など約300人が参加しました。
屋内の体育館では避難所設備、情報伝達手段、防災グッズなどの展示があり、屋外の校庭ではドローン上空偵察訓練、重機操作訓練、土砂災害救出訓練などが実施されました。
災害時には多く方々の専門的技術が連携協力されることで、我々の生命財産が守られていると実感しました。なお、災害用伝言ダイヤル「171」の活用については防災週間(8/30-9/5)、毎月1日、15日に体験してみるのも大事だと感じました。
ところで、9月1日~29日は9月定例会であり、9月12日(月)午前10時には私の一般質問があります。
質問項目は、1武道の継承発展について、2医療的ケア児の支援について、3認知症共生社会について、4工業振興ビジョンについて、5除排雪事業について、となります。
傍聴可能となっておりますので、よろしければ足を運んで頂ければ有難いです。
荒れずに無事に過ぎればいいですが、何があっても備えは大事。頑張ります。
2022年09月02日
沖縄県うるま市との友好都市提携が10周年を迎え、記念碑の除幕式とともに、うるま市長をはじめ教育・伝統芸能・観光・経済界関係者の方々の歓迎会が開催されました。
本日は代表者が中心でしたが、明日には総勢で約140名ものうるま市民の方々が「盛岡さんさ踊り」に参加されます。うるま市の伝統芸能である「伝統エイサー」などが披露されますが、その他にうるま市民との合同さんさ踊りのパレードも楽しみの一つです。うるま市にお嫁に行った元盛岡市のミス太鼓メンバーが有志で参加してあちらで指導者として協力してくれたそうです。
また、コロナ禍で中断していますが、以前には飯岡中学校の生徒3名ほか市内中学生全部で10名がうるま市に行って中学生交流事業に参加し、琉球の文化だけでなく、かつての戦地で平和について多くを学び、今の自分を見つめる絶好の機会が設けられていました。視野を広げた若者達の今後の展望が期待されます。
なお、現在は職員の人事交流も行われており、互いに異なる文化風土だからこそ、多くの学びがあるだろうし、両市の成長発展に寄与すると思われます。
「どんと晴れ」のヒロイン比嘉愛未さんの縁から始まった両市の絆は友情を越えて兄弟姉妹の家族愛に至るほど深まっていると感じます。
2022年07月31日
6月7日から24日まで定例会がありました。補正予算として出てきたのは、クライミングワールドカップ事業(10/20-22)、新型コロナウイルスワクチン4回目接種、中小企業光熱費支援、子育て世帯生活支援、農業肥料等支援などでした。
ウクライナ情勢の緊迫化と長引くコロナ禍により原油価格や物価の高騰が進み、市民生活を直撃していることから今回の補正予算が組まれましたが、それとは別に注目はクライミングワールドカップです。
ボルダリングとリードの2種混合の競技が県営運動公園で開催されます。国内外の約150名の選手のほかスタッフ関係者やファンなど3日間で3000人が集まると予想されており、全国でも有数のスポーツクライミング施設として盛岡を世界に発信するチャンスとなります。今までもジャパンカップは実施されましたが、初のワールドカップなので、盛岡の良さを世界の皆さんに体感してもらうよう大いに盛り上げていきたいです。
先日、堀間重仁様のコレクションである南部鉄瓶の写真集「南部鉄瓶図録『鐵瓶蒐集控』」が第63回全国カタログ展図録部門で「金賞」「日本商工会議所会頭賞」を受賞されたお祝いがあり、その製作秘話に感動しました。地方の小規模企業スタッフが中央の一流大企業スタッフを相手に真っ向勝負で見事に最高峰を制覇したという歴史的快挙ですが、それこそ世界超一流の南部ものづくりの技術と歴史と文化を受け継いだ職人たちの奇跡的出会いによる芸術品そのもので、どの要素が欠けても完成できなかった極めて稀有な盛岡の宝物と言えます。
これらのことからも、盛岡の凄さは健在と感じます。世界に向けてもっと盛岡の真価(進化)を発信していきたいです。
2022年06月30日
5月10日(火)の夕方からつなぎ温泉観光協会と市議会の盛友会との意見交換会を実施しました。
非常に厳しいとは想像していましたが、言葉に窮するほどで、切実な現状がよくわかりました。
そのような中、盛岡さんさ踊りの常設公演は一筋の光であり、この取組を基軸にもっと観光客を市内外から呼び込めないものか、さんさ踊りに関わる団体の継承や発展に向けて何かできないか、観光業は総合企業体によって成り立っていることから中高生のキャリア教育に取り込めないかなど様々なご意見を頂きました。
その後、久しぶりにさんさ踊りをまじかで見ましたが、色んなことが思い出され、ジーンときました。
クライマックスの伝統さんさ踊りでは、激しくも勇壮な踊りであり、地域によって異なる個性の豊かさに魅了されました。
さんさ踊りは体感してこそわかる何とも言えない感動があります。改めて市民の皆さんにも体感してほしいと感じました。
そして、これらの取り組みを一層後押しすることが盛岡の活性化に直結すると確信しました。つなぎでつなぐを愛(合)言葉に皆で盛り上げていきましょう。
2022年05月20日
いよいよ令和4年度がスタートしました。
とにかくコロナ禍からの復興が大きなテーマであり、中止となっていたイベントの再開に向けて、準備が進められています。
盛岡さくらまつり、チャグチャグ馬っこ、さんさ踊り、盛岡山車のほかに、都南合併30周年記念行事の民俗芸能なども楽しみです。
さて、3月24日に令和3年度浅沼かつと後援会総会が開催されました。コロナ禍のため幹部役員のみ短時間での総会でした。令和4年度の活動計画は例年通りですが、コロナ禍に負けないで新たな挑戦ができればと考えています。
3歩進んで2歩下がるとしても、365歩のマーチのように、前に向かって進むことですね。
2022年04月01日
2月21日から3月25日までの33日間という、一年の中で最も長い3月定例会が始まりました。ここでは令和4年度の予算審議がメインとなります。
一般会計の総額は過去最大の約1,276億円(約87億円増加)です。主に新型コロナ対策や経済対策に係る事業、普通建設費に係る大型事業などの増加によるもので、歳入歳出の差引で3年連続で赤字となり、市債残高は市民一人当たり約49万円(約18,000円増加)です。今後も厳しい財政状況が続くと予想されます。
そのような中で、盛岡南公園周辺への新たな産業等用地の整備により、物流関係の企業誘致が進むと思われます。中心市街地の再整備の計画も進められています。都市基盤の一つであるICT化も産学官連携で急速に進みつつあります。なんとかコロナ禍であっても回せる経済を回していきたい。
「たゆたえども沈まず」生きていくための生命をつなぐ大切な予算として審議させて頂きます。
2022年02月27日
1月19日に2年ぶりの総務常任委員会の視察がありました。日帰りの県内視察で遠野市と陸前高田市にお世話になりました。なお、テーマは「移住定住」「空家バンク」「デジタル格差対策」「ガバメント・クラウドファンディング」についてです。
遠野市では平成18年から移住定住施策を推進しており、令和3年から新しく策定した定住促進行動計画を実施していますが、その特徴は高校生も巻き込んだ若者による企画アイデアと情報発信で、まさに市民による市民のための移住定住の推進であると感じました。
お昼は令和3年4月リニューアルした道の駅「風の丘」で名物のジンギスカン定食を頂き遠野を満喫しました。
次の陸前高田市では震災復興の取り組みから移住定住施策が展開しており、委託をうけた民間団体の構成人員も多種多様でありながら街の復興という共通目的で強い連携が図られているのが特徴でした。民間主導であっても行政もしっかり伴走しており、相乗効果で良い化学反応を起こしながら事業を推進していました。
新庁舎の議場の見学の後、東日本大震災津波伝承館に立ち寄りましたが、またいつか来たいと思いました。
それぞれに街や人の魅力が溢れ、光耀いて見えました。帰りのバスから虹色の雲(彩雲)が見えて感謝と感動で一杯でした。
やはり、ナンバーワンではなくオンリーワンが重要で、盛岡市では「盛岡という星で」ベースステーションが令和3年に新設され、地域おこし協力隊も加わり若者の交流の場となっています。ここから盛岡らしい移住定住の形ができるのではと期待しております。
2022年01月31日