活動報告

アグリイノベーション事業成果報告会

2月21日におでってホールで文京区学生によるアグリイノベーション事業の報告がありました。約4時間でしたが時間が経つのも忘れて学生たちの発表内容に魅了されました。

5つの大学が農業振興にそれぞれ全く異なるアプローチをしており、大学の専門分野も農学部のみならず多種多様なゼミ単位での参加となっているのが特徴です。

しかも数年にわたって盛岡市の玉山地域をフィールドワークとして、現場の声や現場の土地に根差した研究をしており、多くの地元農家さんのご協力により得られたみんなの汗の結晶であると感じました。

跡見学園女子大学、拓殖大学、東京大学、東洋大学、日本女子大学の学生たちと教授たちに心から感謝の拍手を送ります。どれも素晴らしい内容でしたが、特にも驚いたのは東洋大学の生産から販売そして社会変革(SDGs)の一連の取り組みでした。

全国の需要に対し供給の少ない時期にとれる夏イチゴの「すずあかね」を生産する上で、クロマルナナバチによる受粉が必要だが絶滅危惧種となっているため、ドローン受粉に挑戦し日本で初めて成功。その貴重な夏イチゴを生食用と加工用(ジャム)として大学生協にて販売する上で、コト消費に訴えるパッケージデザインやPR手法により700円の夏イチゴ(約10個)が100パック完売し、1200円のジャムが180個完売。さらには、これらの知見を活かし社会的事業としてNPO法人「ドローン地域活性化センター」を立ち上げ、2月21日に盛岡市の災害時の調査協力等の協定が結ばれました。

農業を通して日本の社会課題に目を向け果敢に挑戦する若者たちを見ていて、私たちも既成概念にとらわれず地域にイノベーションを起こしていかなければと感じました。

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2025年02月24日